【宝塚歌劇】月組公演「桜嵐記」観劇

『桜嵐記(おうらんき)』
作・演出/上田 久美子
南北朝の動乱期。京を失い吉野の山中へ逃れた南朝の行く末には滅亡しかないことを知りながら、父の遺志を継ぎ、弟・正時、正儀と力を合わせ戦いに明け暮れる日々を送る楠木正行(まさつら)。度重なる争乱で縁者を失い、復讐だけを心の支えとしてきた後村上天皇の侍女・弁内侍。生きる希望を持たぬ二人が、桜花咲き乱れる春の吉野で束の間の恋を得、生きる喜びを知る。愛する人の為、初めて自らが生きる為の戦いへと臨む正行を待つものは…。
「太平記」や「吉野拾遺」などに伝承の残る南朝の武将・楠木正行の、儚くも鮮烈な命の軌跡を、一閃の光のような弁内侍との恋と共に描く。

出典: kageki.hankyu.co.jp

 

最近、宝塚歌劇をわりと観に行ってます。

先月観た花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-』はローマ初代皇帝オクタヴィアヌスの話でしたが、今回の『桜嵐記』は打って変わって南北朝時代の戦国絵巻。楠木正成の嫡男、名将と名高い楠木正行を月組トップ珠城りょうが演じ、三男で南北朝時代を通してこれまた類稀な名将と言われた楠木正儀を次期トップの月城かなとが演じています。

南朝を実質的に閉じたとされる楠木正儀を狂言回しにする脚本もなかなかよく、演出も洗練されていてかなり面白かったです。ショーのほうも玉城さんがキレのあるダンスで魅了してくれました。

今回の公演は珠城さんがトップを卒業し、月城かなとへのバトンタッチが行われるサヨナラ公演です。トップよりも、ついつい次期トップに目が行ってしまうのはご愛嬌。役柄で河内弁を全く違和感なく話す月城さん、てっきり関西出身かと思いきや、神奈川県ご出身とのこと。よほど練習されたのでしょうね。正統派の美形でトップになれば人気間違いなしでしょう。

さて、コロナ下ではありますが、劇場内は特に空席を作るわけでもなくいつもどおりの満席状態でした。ただ、飲食店はすべて休業、運営スタッフの男性が「公演持続のために会話は控えてください」とアナウンスに回っている姿が印象的でした。宝塚もコロナで何度も休演の憂き目にあってるので、コロナ対策と採算維持の間でできる限りの配慮をしているのでしょうね。

早く何の気兼ねもなく観劇できる日が来ますように。

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