501といえば・・・

関西では変異株の「N501Y」が流行してるそうです。今や関西のコロナはほぼこのN501Yに置き換わってるらしい。

このコロナの「N501Y」という名前、コロナの表面のトゲトゲの「501番目のアミノ酸がNからYに変わった」という意味だそうです。今までは501といえばリーバイスでしたが、これから501といえばコロナになってしまうんでしょうか。

で、このN501Yの感染力が従来のやつより強いらしく、さらに子どもにも感染するということでかなり警戒されています。テレビであるドクターが言ってましたが、マスクを一度も外さなかった人がコロナに感染したケースではすべてがこのN501Yだったそうです。

だからマスクはしても意味がない、というわけではなくて、もともとマスクは防御用というより自分の飛沫を飛ばさないためにするものなので、単純にN501Yの感染力が強力だったということなんでしょう。となると自己防衛するにはやっぱり密を避けてソーシャルディスタンスをできるだけ保つしかなそうです。

 

そんなまだコロナ一色の状況ですが、なんで日本のコロナ対策はこんなに出遅れてるのかについて、日本の戦前から変わらぬ国家体制から論じた今日(2021/05/11付)の日経新聞秋田氏のオピニオン記事がかなり腑に落ちる内容でした。

曰く、

人口千人当たりの病床数は先進国で最多なのに、日本の医療は逼迫している。ワクチン接種率でも先進国中、最下位のレベルだ。コロナが世界を襲ってから約1年間。このありさまは医療や衛生体制にとどまらず、日本の国家体制に欠点があるということだ。その欠点とは平時を前提にした体制しかなく、準有事になってもスイッチを切り替えられないことである。日本という列車は単線であり、複線になっていない。

戦後米軍に守られながら平時の体制が長く続いているため、いざ有事となった場合に乗り換えるべき列車が用意されていないという。そして日本の国家運営の3つの欠点を挙げています。

曰く、

第1 明確な優先順位なき戦略

第2 縦割り組織の弊害

第3 根拠なき楽観思考

これらを戦前から変わらぬ欠点として挙げ、戦前・戦中の過ちと、現在のコロナ対応を対比させています。今のコロナに対する政府のチグハグな対応をみると、なるほどと思わざるを得ない。

記事では最後に安倍前政権で国家安全保障局次長を務めた兼原信克氏の話を引用し、パンデミックより更に深刻なのは戦争リスクだという。「脅威があるのに目をつむり、必要な危機管理の体制がほとんど進んでいない」と。

もしそのとおりだったら相当まずいと思う。

このコロナ禍をある意味チャンスととらえ、「有事」を想定した国家運営のあり方を根本から見直す必要があるのかもしれません。

コメント