新型コロナワクチンの普及を妨げるもの

地元関西では新型コロナによる緊急事態宣言が5月末まで延長され、通勤途中の駅周辺の人出はかなり押さえられているように見えます。
その一方、学生街だとか若者が集まる場所では人が密になる状況がよくみられるそうで、世代による温度差がかなりあるようです。

そのコロナが終息するには集団免疫をどこかの段階で獲得する必要があるのですが、その決め手となるワクチンがいまだ普及までは遠い。

 

一人が平均何人にうつすかといういわゆる実効再生算数が1を下回る、つまり1人が1人に感染させない状況になると感染は収束していくそうです。
そして集団免疫率が高くなるほど実効再生算数は1以下に近づくとのこと。

新型コロナの場合、集団免疫率が70%で実効再生算数は1以下になり感染は収束していくというのが巷でよく言われている数字です。つまり、人口の70%にワクチンが行き渡れば自然とその国のコロナは収束に向かうという計算になります。

 

では日本の場合は何人にワクチンを打てばいいでしょうか。
日本の人口が約1億2千万人ですので、その70%だと約8400万人ということになります。

日本で接種対象者となるのは16歳以上ですから15歳以下の約1600万人は除くとして、残りの1億人ちょっと、ざっくり16歳以上の人の約80%がワクチンを打てば、あとの20%が打たなくても集団免疫を獲得してコロナは終息することになります。

ところが2月から接種を始めて今現在(5月9日の統計)、2回接種まで完了している人数は医療従事者・高齢者併せてわずか約116万人。全人口の1%にも満たず、集団免疫ができる8400万人に対してもまだ1.4%にも満たないという進捗状況です。

対する諸外国ではワクチンの接種がかなり進んでいて、英米では今夏から秋には集団免疫に達する見込みということですが、この調子だと日本で8400万人の接種が完了するのは早くとも来年の春頃までかかるのではないでしょうか(と英国の調査会社も昨年末に予測してましたね)。政府の1日100万回目標が絵空事に終わらなければ話は別なんでしょうけどね。

 

で、ここからが本題なんですが、もし今後潤沢にワクチンが入ってきたとして、果たして日本人は積極的にワクチンを接種するでしょうか。

いや、今でも重症化リスクの高い高齢者の方々がワクチンに殺到して電話がパンクしているのはわかるんですが、それ以外の低リスクのゾーンはどうでしょう。なんといってもmRNAワクチンは得体のしれない怖さがあります。ここは自分なりの利益衡量をするしかありません。

積極的に打って80%に入るか。打たない20%に入るか。あるいは80%に入るとしてもなるべく最後まで様子を見るか。

もし打たない派や消極派が多いとなると集団免疫の獲得は思う以上に時間がかかるかもしれませんね。

コメント

  1. […] 以前も書きましたが、新型コロナで集団免疫ができるには国民の7割のワクチン接種が必要と言われています。 […]